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自然破壊・温暖化・動植物の絶滅の危機…地球環境の悪化は、今や世界規模の大きな問題です。

これらは一部の天災を除き、ほとんど全てが人間の行動によってもたらされています。

元々は人間がより豊かに暮らせるようにと努力した結果なのですが、その弊害として生み出された

環境悪化に対して、今後“より良く心豊かに暮らせる地球”を子孫に残すためには、

環境の保護・改善に最大限の努力をはらう必要があります。その為に、私達に出きる事は

何でしょうか?

 環境保護の為に最も早く解決に動き出したのが“動植物の絶滅の危機”を回避する為の

『ワシントン条約』です。この条約により、密猟等による被害は大幅に減少し、動植物についての

環境は改善されつつあります。

 もっと大きな問題は、自然破壊と温暖化です。これらは動植物のみならず、人間の存在すら

危うくします。最近になってやっと京都議定書により、規制を始めるかどうかという議論が

高まってきています。

しかし、国家間の利害や国情等が複雑に絡み合い、まだまだ多くの問題を抱えています。

 

1.毛皮は地球に優しい素材

ファーサロンでは、アパレルメーカーとして毛皮をはじめ、天然素材を中心とした商品を

展開しています。天然素材は石油から作られる石化製品と違って、廃棄の際にも有害物質を

発生させる事無く土に還る、環境に優しい素材なのです。

 

2.資源の持続可能な有効活用

@ 絶滅の恐れのある野生動物は、国際条約や国内法で保護

 国家間の取り決めである『ワシントン条約』や国内法の『種の保存法』によって、絶滅の

恐れのある動植物は守られています。これらの製品が国内で販売されることはありませんし、

海外から持ち込む事も許されていません(ただし、条約が適用される前に国内に輸入された物は、

証明書があれば販売は可能です)。

A 地球環境保全の為に、生態系のバランスを保つ

 地球上全ての動植物は食物連鎖のバランスを保っているので、一つの種が増えすぎると、

人間を含め、まわりにいる全ての種に、多大な影響を与えます。ですから、生態系のバランスを

保つ為には、人間の英知による管理(=間引き)が必要なのです。それが真の自然保護に

繋がるのです。適正に捕獲された野生動物を、自然の恩恵として有効に活用する事が

『自然資源の保持・持続可能な有効利用』と言われるものです。

私達が活用している毛皮という素材は、こうした“自然が人類に与えた恵み”なのです。

B 養殖動物の活用

 人間は天然素材を枯渇させない為に、自然の産物を人工的に生産する方法を生み出しました。

それが養殖技術です。今では家畜の牛や豚、生簀で飼われるハマチやウナギ等あらゆる生き物が

人の手によって生み出されています。毛皮もそのうちの一つです。

 毛皮養殖は、北欧や東欧等、気候条件の厳しい地域に適した重要な産業となっています。

養殖に当たっては動物福祉を最優先し、国際・国内・地方の法を遵守しています。

そして与える食物は、人間の消費に供されない、本来なら捨ててしまうような肉産業の

動物副産物を効率的に使用し、食物リサイクルを支えています。排出物は有機的肥料として、

ミンクは低アレルギー性の石鹸・ヘアー製品で使う油脂を供給しています。


3.“もったいない”を実践

毛皮の活用に当たっては、無駄に使う事無く、捨てるところは無いといっても過言ではありません。

小さなパーツは剥ぎ合わせて布状の生地(プレート)にして、コートなどに仕立て直します。

シッポや足もキーホルダーやアクセサリー等に加工して活用しています。

こうして、最後まで使い切る事が出来るのが毛皮の特長です。

 

4.リサイクル出来るのも毛皮の価値

 毛皮は製品になっても、同じ種類の毛皮を継ぎ足したり、他の素材を加えたりするサイズ直しの

リフォームや、 10年20年前の毛皮でもリフォームによって最新のデザインに甦らせる事が

可能です。また、コートからバッグやベスト、ストール等にリメイクする事も出来ます。

ファーサロンがお手伝いいたします。衣類の中でも高価な素材である毛皮を、タンスの中で

眠らせてないで、もう一度価値を高めてみませんか?


                                   

あらゆる全ての動物が人間と全く同じ権利を持つ、という主張があります。

全ての動物は開放されなければならない――家畜を小屋や柵に入れて飼うのはもちろん、

水族館や動物園の動物も、更にはペットとして飼うことすら虐待とみなす主張もあります。

また、動物の権利・愛護の立場から、皮や毛皮の製品(ベルト・靴・バック・コート等)や、

シルクの製品さえ持たない、という主義もあります。どのような事にも主義・主張を持ち、

自分を律する事は決して悪い事ではありません。多様な意見や考え方が共存する世界は

健全であると言えましょう。しかし人はそれぞれ自由に主義・主張を持つのが自然の

姿なのですから、それぞれの主義の押し付けは避けるべきです。

 人間は現実問題として、残念ながら他の動物の犠牲無くしては、生きる事が出来ません。

大切なのは“命あるものを犠牲にしている”という自覚です。動物の犠牲を大切に扱う、

無駄無く活かすという心があって、初めてそれが許されるのです。

 ふわふわとした毛皮の感触、その優しい温もりは人の心を和ませる “ヒーリング(癒し)”の

効果があると言われています。超高齢化社会を迎えた今、身も心も温めてくれる毛皮は自然の

恵みとして、一層その良さが認められていく事でしょう。また、土に還る天然素材である毛皮は、

地球環境保全やエコロジーの観点からも最適な素材と言えます。日々の生活の中で毛皮を

活用したいと思われる方がいるのなら、その人の“選択の自由・活用の権利”は

認めなければいけません。

 ファーサロンでは、多様な考えを理解しながら、伝統ある毛皮という生活文化産業を、

動物への尊厳と環境保全に心を配り、持続可能な利用を守り、誇りを持って後世に

伝えていきたいと考えています。